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自分の気持ちを無視する・他人事のように思ってしまうほど俯瞰で物事を見てしまうという性質は、場面緘黙とも関係していると思うし、しかしそうする事によって死を思いとどまったり、ここまで立ち直る事ができたのも事実。
今も自分を俯瞰で見てしまう所はあって、それは自分の長所であり短所でもあります。

自分の認識としては、確かに家庭環境や生まれ持った性質その他諸々が正直な所あまり恵まれず、生き辛さを感じる方向に向かいやすいという属性ではあるものの、本来の私の気質は前向きで生と死であれば常に生の方を向いているのだと思っています。

いやだってあの環境とこの生まれ持った性質で生きなければならないなら誰だって病むでしょ…!!??
むしろあの環境を生き抜いてギリギリでも今一人で立っている時点で私はとても前向きで図太い人間では…?と最近は感じています。



それと私が生きる事にとても執着していたのは、親が入信していたカルト宗教の影響もあるのかなとも考えています。
私自身は宗教の集まりに行くのは嫌いだったし、集まりの間も話をあまり聞かずにずっと絵を描いていたので、大して宗教の教えを覚えている訳ではないです。
しかしそれでも生まれ育った環境の中で自分の根底に根付く価値観というのはある訳で。

その宗教の中では、自分から死のうとするなんて神を裏切る罪深い行為でありえないし、そんなことしたら確実に地獄行き!!!的な教えがありました。
そしてその落とされる地獄の絵がまた子供からしたら滅茶苦茶怖い絵で…。
(骸骨・血みどろ・地獄でもがき苦しむ人々等…トラウマ系の絵です。)
もし死を選択したらそんな死よりも恐ろしい所に行かなければいけないとなったら、死ぬなんて選択を誰だってできなくなるじゃないですか。

幼心に感じた「自分から死を選ぶなんてありえない。死ぬのは恐ろしいこと」という気持ちは、その宗教の元を離れても自分の根底にずっとあったんだろうなと思います。

まあそもそもその宗教の教え(抑圧的でならねばならない・すべての人を許さねばならない・常に自分の罪を悔い改めなければならない等々…)に苦しめられてここまで生きてきた部分も大きいので、その死への恐怖に助けられたとは到底思えないのですがね…!


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かんもくって何なの!?
モリナガアメ
合同出版
2017-10-15




書籍化しました!
WEBに載せている「かんもく少女が~」を再構成・加筆修正し、描き下ろし&日本緘黙研究会会長による解説も加えています。

よろしくお願いいたします。